■手作り人形の写真集/48頁
■A4サイズ
■定価 2,800円 消費税・送料別途

▼撮影者からの言葉

人形は立ち姿勢で高さ60センチぐらいとなる大きさです。そのすべてが手作りで、作業部屋には、顔、手・腕、足等ばらばらになった各パーツがところ狭しと並べられています。「顔のパーツひとつを作り上げるのにも半年はかかる」というのです。
また、着物や帯等、人形の背丈に合った絵柄や模様の古布は簡単には手に入らず、京都の古布専門店や、地方の古着屋を何軒も回るそうです。
日本人形作りは、技術だけでなく、根気のいる地道な作業を繰り返しながら、完成されていくのだと知りました。
このようにして生まれてきた人形たちを前にしてファインダーをのぞくと、今にも動き出し、語りかけてくるような錯覚に陥るほどの「無垢な魂」を感じ、夢中でシャッターを切りました。

■人形:勝本緋瑞
■写真:中井 敦
■監修:徳光ゆかり

■Printed in Japan 2013

勝本緋瑞 :
人形作品集 江戸の粋





遠い江戸の町からあらゆる枠を背負って、人形達が平成の町へと旅立ってまいりました。 粋でいなせな鉄火肌の女性、品の良い内儀、たのしげな母と子、艶姿のおいらん、どの人形にも作者の心が偲ばれて、いつまでもじっとみつめていたくなるような感情になります。(人形作家 小池緋扇氏の言葉: 本文解説より)

私と人形の出合いは昭和六十年頃だったと思います。財団法人・人形美術協会田辺校に入学したのがきっかけでした。 それまでは人形は買う物だと思っていました。 自分で人形を作ってみて、こんなに可愛くていとおしいものとは思いませんでした。人形と話しながら夜の更けるのも忘れて人形作りをしたものです。
  ふとこれまでをふりかえってみると、作った人形は百体を超える数となりました。もっと真剣に人形の勉強をしたいと思っていた頃、ご縁があって人形美術協会の最高指導者でいらっしゃる小池緋扇先生に師事することができました。
 
先生にはそれまで自分が学んだ技術よりも数段高度なものをご教示いただきました。先生のご指導なしに今の私はありません。

人形作者プロフィール

勝本緋瑞:

1985年 財団法人 人形美術協会 田辺校に入学し人形作りを学び始める。
1995年 財団法人 人形美術協会常任理事 小池緋扇氏に師事。
1996年 財団法人 人形美術協会入門。
2003年 師範二級を習得、「緋瑞」に襲名。
2011年 師範一級を習得。 
2001年〜 国民文化祭に出展。
2012年 個展・勝本緋瑞人形展「人形達との対話」を開催。 

この本のご購入方法

THEN...